俺のことなら俺に訊け、俺通信です。 愛です。2001年から書き続け、2014年5月にサーバーを変更しました。 それ以前のテキストはこちら→http://s.maho.jp/homepage/6c55eadec2d1b3bf/

推しに向かって言う「助かる」の前身

どの分岐でもセーブポイントには必ず複数バンドマンが出てきて「こっちへ来たらどうなるかな」「そっちへ行くのもいいかもね」といろいろ示唆してくる俺通信です。主体性はゼロ人生。

 


なんでもないような顔をしてるぜベイベーと歌う声が心臓に刺さる。手を繋がれるより、急にファズを踏まれるとときめく。これはもうしょうがない。

 


音楽はいつも助けてくれる。素晴らしくかっこよくて説明のつかない音とリズムと声でぼんやりさせて、何か言いかけても口を塞がれるし、お腹がすいている時の美味しそうな食べ物の匂いとか、かわいいあの人のウインクみたいに、目と鼻と耳とおでこのあたりから入ってきて喉と首と肩を撫ぜて心臓に刺さりクスクス笑いながら離れていく魅力的な足音。音楽を聴いている時だけにしか動かない感情があることだけは知ってる。それが何かはわからない。わかってたまるか。

 


大好きな声の人がいて、奇跡的に同じ時代に生きていて、都合よくバンドマンで、幸いボーカルでもあり、催眠術みたいにその人の声をきくと白目をむいてしまう。声と同じくらいその人のギターの音が好き。音楽があってよかったと心の底から思います。見つめられるよりカウントにときめく。これはもうしょうがない。