俺のことなら俺に訊け、俺通信です。 愛です。2001年から書き続け、2014年5月にサーバーを変更しました。 それ以前のテキストはこちら→http://s.maho.jp/homepage/6c55eadec2d1b3bf/

満天谷底

病院の日はいつもより早起き俺通信です。最近何も書かなくなってしまったので、昨日みた夢とかを書いておきます。

 

見上げて、地上200mくらいの高さに黒猫の群れが浮いている。

群れというより、きれいに組み合わされた黒猫のパズルでできた一枚の織物のようだ。

昼なのに、それのせいで地球は真っ暗になる。黒猫の半分から上はお天道様があたっている。

「洗濯物がかわかないじゃないの」と母が言った。

「きれいであれば一日くらい」と返した。

その黒猫になんの意味があるのかわからないが、こうして毎年この日の空は黒かった。

12月の冷たい風が吹き、鼻の頭と指先がつめたくなる。

時計をみて、夜になっていることを確認し、また空を見上げた。

黒猫のお腹は、まるで宇宙の星々のように、黄色や、赤、緑、いろんな色にチカチカと輝いている。すごくすごくきれいだ。

「クリスマスツリーってのは案外、これを模して作られているのかもね」と言うと、

「洗濯物さえかわけばなんだっていい」と母は言った。

 

ア↑ルミホ↓イ

やっぱりウィンドウズのほうがはやいような気がするけど入力のくせがmacだなんて俺通信です。

いざ書くぞ、という状態になると、頭がぼんやり。ポンコツの極み。ホルモンの関係でしょうか。急に「女」の部分を出す。ふたつの音を同時にきくことにより心地よい入眠がどうのこうの。コーデュロイのお靴。うさぎの額をなぜなぜする。コーヒーを飲んで頭痛がおさまるという手法。

明日は祖母の七回忌でお墓に行くので、もう寝ますね。

ハイハットがどうして開いているか考えてからきてください

ブログだからってなんでも好き勝手書いていいわけじゃないことくらい俺通信です。

P家族とうちの家族で立川の肉フェスに行って、中央特快で一回戻ってきて、家に帰って機材持って15時に会場入りしてそのまま2バンドリハやって、挨拶して、リスト書いて、2バンド照明やって、ペンパルUさんと会うことができて、楽屋でKさんとTと話し込んで、Y君とKさんとSさんで今度ヒップホップグループを結成するとかなんとかでまだバンド名は決まっていなくて、でも日はもうおさえてあって、KTと一緒に遊ぼうよってなって、Kメンバー全員のOKをもらい、来月にはLで照明オペをやることになって、Fグッズを社割的なアレでアレして、KとMは今年めでたく結婚(男同士)したそうでわざわざアメリカまでいったんだって、そんでそのあとわーっと外打ちして、Aさんの嘘に踊らされて、終電ちょっと前で帰ってきて、あの頃の私に自慢してやりたいなあって考えながら書いています。がいじんってメンタル弱いなぁって思いました。伏せまくったけどすべて事実。繰り返す。伏せまくったけどすべて事実。ネットのほうがよっぽど思ったこと言えない。嗚呼。

何がどうダメなのか自分で納得しない限りはもやもやするに決まっている

Aちゃんは朝の新宿駅で「次の機会までに硝子の少年を覚えて来てね!一緒に歌おう!」と叫んで俺通信です。

長い長い映画のような人生を送っている。人生はシネマだ、と半ば本気で思っている。果物の美味しい八百屋でどれがいいこれはどうだなんてぼんやりナガノパープルの山をみていた時、隣の女性が携帯電話で話しながらこう言った。

「まだ家にちょっとぶどうあるけどさぁ、今年しかないし、あたし来年いないじゃん。だから買っていい?ぶどう」

え、と思った。反射的にその人のほうをみてしまった。女性はクマがひどく、顔はむくみ、裸足にサンダルをはいて、寝間着のような、なんだか少しだらしない格好をしていた。そしてなにより決定的だったのが、眉毛や頭髪がなかった。「来年いないじゃん」ってそういう意味か。日本にいないとかじゃなくて、そういうアレか。はっとした。はっとしただけ。帰ったらテレビでレディーガガが「don't call me GAGA」って言ってた。はっとした。「え、じゃあ誰」って実際言った。

「からだを青く塗るっていうのをずっとやりたくて、まわりに反対されているうちにアバターに先をこされたの!」

ほー、と思った。思っただけ。

平成も四半世紀を過ぎたのに私はまだニルヴァーナを聴くし、ここ5年くらいずっと「焼き鯖寿司っておいしい」って思っている。思っているだけ。

BGMは無いほうが集中できる場合もある

汗の量が減ると排尿量が増えるように俺通信です。現実逃避としての料理に助けられている。料理のコツはなんですかという問いに「心を無にすることです」とこたえ、そこではじめて自分の料理に対する姿勢がわかった。夕方なのにお菓子を食べ過ぎたりすることは今でもたまにある。生姜をすり、手作りの黄ニラ醤油をたして、酒をふり、とりももを寝かす。筋子をいくらにして、米を研ぐ。魚を焼く。肉を煮込む。野菜をざくざく切る。落としぶたをして弱火で煮込んで最後に一気に水分を飛ばしたりもする。糠床から人参や大根。鍋には出汁。海老の殻を剥く。中華鍋で蟹を揺さぶることもあるが、海がない県民性が骨にこびりついている。ココナッツミルクを沸かす。襟足にうすら汗をかく。すべてにおいてビビってビビって仕方が無い私が、自分の感情をまったく度外視してもうまくいく。食べるとおいしい味がする。それはすごく幸せなことだと思う。飛行機の中で「お客様の中でお医者様は…!」をやらせてしまうほど人に迷惑をかけたことがあるので、良かったとは思わないが、アレルギーであることは、己の気持ちを引き締めるための必要悪だったのではないかと思っている。先週のタモリ倶楽部で包丁研ぎをやっていたので、久しぶりに包丁を研いだら、切れすぎてちょっとこわくなりました。ちょっと切れないくらいが、ぼんやりこしらえる分にはちょうどいい気がする。全然そんなことないかもしれないけど。

データでしか知らない世界観

「今からじゃんけんというていで、僕がグーを出しますんで、その後によきところで、チョキを出していただくということでよろしいでしょうか?」みたいな事を言われて今脈拍が俺通信です。

え、なんですかそれ?と返し眉間に皺を寄せるのが、果たして正解なのか。張り付いた笑顔でチョキを出したらいいのか、本当にわからないでいます。

手足の置き場所

無趣味でこの風貌俺通信です。

パンタロンをはかなくなった。己を追いつめる100の方法と地道なストレッチが功を奏したか、ここ数ヶ月で骨盤の位置がかわったようだ。パンタロンといえば、思い出すある一人の男。回想シーンに入ると同時に目に入った時計を二度見。3時て。いつまでもあなたの腕の中でふわふわしていたかった。私が俺通信において思い出すのは特定の人だけれど、名前を出す事はあまりない。具体的に迷惑がかかるのをさけている。充電ができている。力が漲っている。きっとあれは恋というものだった。今腕の中って書きましたけど、もしかしたら触れたこともないかもしれません。所謂ビジネスライクな笑顔が張り付いている。主に私。作り笑顔をしなくていい間柄のみ「友達」と認識するので、知り合いの一人に「そこ本当に厳しいよね」と笑われた。それでいいと思っていた。友達とは私の話をきいてばかりの人じゃなくて、私を楽しませてくれるお話をしてくれる人だから。とにかく私はふわふわしていたかった。病院の待合室で、隣の患者さんの持ち込んだわりとしっかりめのラップトップ。絶対待つってわかってるからってそんなところでまで仕事するなんて。だから病気になるのではないかね?とそっとテレパシーを送る。距離にして60cm。すると矢庭に返答があった。「お前の知ったことではない」。ゾクッとした。つい目を伏せた。心拍数が一気にあがり、喉がグゥと鳴った。脂汗をかいて鳥肌を立てた。ふいにスマートフォンが唸る。スマートフォンスマホ、スマトホン、マストドン。押すとドン。ドンって後ろから。メール受信トレイに仕事のメール。さっきのパンタロンじゃないか!えーすごーいぐうぜーん?って己に白けて爪先のほうは白蝋病のように真っ白「チェーンソーもってこい」。それでこの腕に同じ文字刻んでやろうか?あ?うっとりするほど濃厚な時間も、珍しく歌う人を眺めて持ち時間いっぱい実質演奏時間は30分強でございました。「これだ!」っていう趣味なんてない。仕事上知識はあるかもしれないけどアイディアがない。適度に神経質で心の狭く、他人に対しては「自分が嫌われたくない」という理由だけで、悪い意味でつっかかることができない三十路のからっぽ人間でーす♡

それではお聴きください、オシリペンペンズで「パンツをかぶって走り出せ!」。