俺のことなら俺に訊け、俺通信です。 愛です。2001年から書き続け、2014年5月にサーバーを変更しました。 それ以前のテキストはこちら→http://s.maho.jp/homepage/6c55eadec2d1b3bf/

竹槍も 刺されば痛む 掌

子らを授かってから心の底に汲めど尽きせぬ母性の泉が湧いた俺通信です。どんなことがあっても絶対味方でいよう、と思っている。乳歯の一本だって虫歯にさせたくないがために、どんな面倒なことだってやる。万が一にも人道を外れるようなことがあればその後生えてきた永久歯が吹っ飛ぶ程ぶん殴るかもしれない。矛盾を孕んだ愛、その振れ幅は果てしない。さて、今日は愛について話すよ。少し重いね。わたくしの身の上的なアレを遡るとあまりにヘビーな内容になってしまうため諸々割愛しますが、赤ちゃんを両腕に抱くお母さんとして、漫然と生きていたり、ともすれば悪いことをする人に対して複雑な気持ちになる毎日です。子殺しのニュースは胸が痛い。産後検診で「涙もろくなった はい いいえ」の欄で迷わず「はい」を選ぶほど涙腺は脆くなった。多胎出産だったため、産後鬱を心配されることが多いが、育児をしている中でなるほどこれは鬱の崖で両手振り回しながら「あぶな〜い」って、すこやかなあなたたちのみらいのためならおかあさんどうなってもいいあなたたちのためならおかあさんいのちだってなげだせるんですよって泣きながら笑っていたりする。実際死にかけて「あ、私がいなかったら寂しがるから当分死んじゃだめだ」とも思いましたけども。話が少しそれました。健やかに愛されて育ったであろう友達の、嬉しい悲しいに敏感になった。嫌な気持ちになるようなことはなるべく言わないほうがいいんじゃないかなーって言いたい。でもそれは私の個人的な考えの一つに過ぎなくて「お前の正義を押し付けてくんじゃねーよ」と言われたら本当それまでなのでもちろん言えません。ただ、あまりに無神経な言葉が氾濫していると思いませんか?思いやりにかけた言葉爆弾(ワード・ボム)を人に平気で投げつけて笑ったり。具体的には「は?ズルくない?」や「キモいwwwww」など。こういった場合、大抵ズルくないしキモくもない。そして指摘すれば「そんなつもりじゃない」し「悪気はなかった」と言うでしょう。その減らず口を華麗なハイキックで黙らせてやろうかとか思っちゃう。暴力的な考え方をしますよ私は。でも人の事を叩いちゃダメだからやらないけどね。言葉、選びませんかもうちょっと。ねえ、嫌な気持ちになりたくないでしょう。こんな事を書いたからって世界が平和になるとは思わないけれど今日はなんだか書かずにはいられなかった。うまく纏まらず申し訳ない気持ちでいっぱいです。一度には書ききれない。この手のお話は着地点が複数あるため、本日はここまで。

一連の流れ せせらぎ

(笑)の使い所について思うところがあります俺通信です。料理アプリや料理サイトをよく見る私はいわゆるサイレントユーザーでありますから、主にコメント欄の同世代であろう人たちの会話を読んでヘラヘラ笑って楽んでおります。自らコメントはいたしません。しかし、少し混乱する献立がありました。日本のカレーの懐が深いのも知っているし、もちろん他所の人がご自宅で作る料理に文句をつけるべきではないと思っています。思っていますが、グリーンカレーをこさえた人の写真に違和感。コメント欄「油揚げ入ってない?」対する答えは「うん。私の中では油揚げは必須アイテム(笑)」ときた。これ、笑うところ?照れ隠し?笑うとしたら読んでるこっち側とは気持ちのズレが生じる気もしますけど、笑っても大丈夫なやつですか?吉田戦車の「カレーにしいたけ、お母さんにおしろい(千円札)」って知ってます?グリーンカレーに油揚げ?あれ、私がおかしい?パッタイに厚揚げが入ってるならよくない?みたいなノリで入れた?それとも無類の油揚げ好き?グリーンカレーのみならず、もう何にでも?「ホラあたし油揚げ好きな人じゃないですかー」…妄想はつきない。つうかよく見たら他の具材もオクラとか大根とかにんじんとか舞茸とかちょっとずつおかしい。チキンもたけのこも袋茸もマクワプアンもない。そもそもそれらが入ってなくてもグリーンカレーなの?タイの人的にはどうなの?今日クエスチョンマーク多いなぁ…。

変化球ガール 魂の叫びで耳鳴りの巻

「喧嘩したら先に謝ろう、負けるが勝ちだよ!」みたいなトイレの壁的な言葉って一瞬で刺さったらどうしようって警戒しちゃう俺通信です。実家のよく使うトイレの壁にはもちろんそんなののカレンダーがあって、母は「いい言葉が書いてあるから家族に読ませよう」なんてこれっぽっちも思っていなくても、なんとなく読んじゃう。尿意と連動している。因みに妹も弟もちろんなんとなく読んでいるそうです。負けるが勝ちって結局勝ちたくて仕方がないんですね。勝負に勝って試合に負けたみたいなのも、本当に、負けるのがただただ嫌な人って感じがしてしまいます。どうしたって負けたくない、どんな場合においても自分はひとつふたつステージが上だと思っていたいのでしょう。そういう人がいてくれるから「負ける気楽さ」というのがあるのも事実であります。私は世紀末に世界が終わるはずがないと予言を信じなかったのでしっかり貯金をしていましたが、そういったタイプを「勝ち組」とか言い出すやつはつまり世界が滅びるぞ遊んで暮らそうあれおかしいな滅びないミレニアムな「負け組」であるということでよろしいですか?ハレー彗星とか昔の人はめちゃくちゃこわかったんじゃなかろうか。自分一人で死ぬんじゃなくて世界が終わればいいって随分勝手なことを思った、いまはそれがこわくて仕方がない。だからこそ今を生きよう。なんか今日の俺通信ちょっと気持ち悪いね。ごめんね。

直立不動ガール 大腿骨転子部に痛みの巻

心の中でなりすまし俺通信です。「なんであの手のイケメンってハゲてんの?」声の主は女子大生らしい。いつまでも自分は若くて素晴らしくて価値があると思っているのだろう、薄ら笑いながら嬉々としてハゲの話を繰り返す。だがあの手のイケメンにはハゲが多いのは確かだ。娘は流行りの服に流行りのメイク、これまた流行りの髪型で、すれ違った23秒後には存在を忘れてしまいそうな100点の没個性フェイス、なのに信じられないくらい面白い顔をしていたはず。でも忘れた。え、これってすごくない?ピスタチオクリームのパンケーキとダークモカチップクリームフラペチーノの奥から唐揚げと煮物のにおい、つまり実家に住んでんだろ?家族思いの優しい子だったらこんなに悪くは言わないさ。人のことを悪く言うやつは同じだけ言われるのです。無論私も悪口を言われていることになります。如何様にも。どんなに素っ頓狂な格好をしていても私は君が好き。反時計回りの愛情。笑っちゃったから私の負け。勝ったことない。

2年に一回くらいのペースで会う友人

個別で時間をさいても惜しいと思わない俺通信です。ひどい事をされ、あまりにショックだったのか頭の上にでっかいクエスチョンマークがぷわぷわと浮かんで消えなくなっていた時期がありまして、毎日「なんでだ?なんでなんだろ?なんであんなことされたのかな?なんでだろ?やっぱり私にも原因はあるのかな?」なんてやっていたのですが、ある時お手洗いにて出た便のかたちが「?」でもう信じられないくらい笑ったね私は。かつてこんな笑ったことあったかしらってくらい笑ってしばらくちらちら見ては火のついたように笑って、最終的には「頭おかしいんじゃねーの」って言いながら水に流しました。うんこみたいなやつだけに。こんな話を書くはずではありませんでしたが、予定を変更して今夜も届け君の寝床へ。

画像は、挿し木に成功した金のなる木でございます。
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いるいる詐欺

よくベッド上安静に陥る俺通信です。いわゆる「ぎっくり」をやってしまった。歩けなくなって泣きべそをかいていたら実家の人たちが車で迎えにきてくれて、一週間ほど世話になり養生した。双子を産んだ次の日、からだのいたるところが痛くて辛かったことをぼんやり思い出す。腰が痛いとつぶやいて、誰が為に乳は張る。授乳片手間にゲームなんかやって怒られたり。赤ちゃんなりに思うところあるのかもしれませんね。だいぶ良くはなりましたが、いつ悪化するともわからないし、何度も繰り返し癖になるのがこわいらしいので引き続きおとなしくしておきます。ここだけの話、予言は当たっています。

俵 鉄砲 泡食って ドン

ほら雨までふってきた俺通信です。一昨年の年末あたりから人生がめちゃくちゃ輝きだして、自分でまぶしい。なれるまでの話なんでしょうけれど戸惑いつつも前進しております。言うまでもなく昔の私は暗かった。ただ暗いだけではなくて、根に持つタイプのネチネチした嫌なやつでした今も根本はそのままかもしれません。嫌だなと思ったことはその場で嫌と言えないし、でも嫌われたくもないものだから愛想笑いも尽きず、しまいには頭痛を抱えて家からでないよね。振り返って鑑みるに、それって案外傷つかなくて済むっていうか楽な生き方だと思うと同時に、成長はないわよねと気づくのです。一見自分と同じような環境にいる同性からの何の役にも立たないうんこみたいなアドバイスが鬱陶しくて仕方がなかった。「あなたの頭が痛いのは、お日様に当たってないからだよ!」とか「早起きして遊ぼうよ!私はあなたのためにあれやこれややってあげるって言ってるのにどうしてあなたは応えようとも自分から人になにかしてあげようともしないの?」とか。そういうことを言ってくるタイプの人ってなぜか複数人存在して、私は「うるせーな粉ポカリでも食ってろブス」って心の底にわいたドロドロしたやつを接着剤にしてその無駄口を呪いのお札で封印してやろうかって思っていましたずっと。口に出して直接言えたらどんなにすっきりしたことでしょう…まあその後の付き合いは私だけじゃないから言わないけどね。ようやくいろんな面倒なところに思いが届いたみたいで何より、今は平穏そのものであります。ありがとうオカルト、それもわりと、ヘビーなやつ。

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