透明化して納得
いきなり二児の母俺通信です。
どこまで書いたものかな、と思う。死にかけたからだ。
酔っぱらっている人が「酔っていない」と主張するように、私は朦朧とする意識の中で「ちょっと眠たいだけだから」というような発言をした気がする。実際にはどうだったか、いまはもうわかりません。
一度退院したものの、多胎妊娠であったこともあり産後の肥立ちが芳しくありませんでした。大出血をおこし一人再入院になった私は、親と主人に新生児の双子を託し、腹いっぱいにコアグラを抱えて何日も何日も天井をみつめて過ごしたのです。意識が飛びがちでからだじゅうひどく浮腫んでいてもなぜか漠然と、人間はそんな簡単に死なないだろうと高を括っていました。これが理由でのちのちひどい目にあうのですが、ベッドを血の海に染め続けて尚、「私は大丈夫、そんなことよりこどもたちにお乳を」と呟いていたときかされました。私は自力歩行し質問にも答えていましたが、この時Hbは3.5までさがっていました。輸血を受けながら、頭の中で爆音で鳴り響く幻聴と戯れていたのでした。思い出すとやはり怖いので、少しずつ書く事にします。